アパート建築営業マンが不動産投資してみた

不動産王になる(はずの)ストーリー✨

✎投資に役立つ本を実際に読んでみよう⑪「わが投資術 市場は誰に微笑む➓」✎ 

突然ですが、私は非常に手先が不器用です。絵も下手です。絵の才能に”欠けて”は誰にも負けません。当然自転車は書けません。みなさんナンシー関をご存じですしょうか。そうです。孤高の消しゴム版画家です。生前は女史の連載はかたっぱしから読んでいた。彼女のエッセー(なのか?)も好きなのだが、特に「記憶スケッチアカデミー」という画報(じゃないな)は、リリーフランキーの「美女と野球」と並ぶ私の中の両横綱だ。

 

で、そんな私が無謀にもプラモデルを新たな趣味として挑戦しようとしている。Youtube「レトロキッズ(パンクブーブー)」を見ていて触発されたのだ。私はプラモデルを作ったことがないが、まずは道具からということで、ニッパー、ヤスリ、カッターマット、接着剤、1/144HGガンダムを購入した。ちなみに「仮組み」のためのオープナーも既に買ってある。もう一度言うが、私はプラモデルを作ったことがない。

 

最後は著者の運営していたファンドの歴史がまとめられています。バブル崩壊からパンデミックまで様々な局面を経験するなかで著者が強調するのが「暴落は買い」です。

 

2020年3月19日午後2時

私は理屈抜きで「最大のチャンスがやってきた。これはラッキーだ。買えるだけ買おう」と本能的に動きました。人類がどんなに悲惨な目にあおうが、相場がそれを織り込んで暴落したら「買い」しかないのですよ。極端な例でいえば、小惑星が地球に衝突して地球が滅びるかもしれない時、ショートして実際に地球が滅んでも意味はないでしょ。全員死ぬので。でも、安値でロングしとけば軌道がそれて地球が助かった時、株価は何倍にもなって大儲けできます。

(P207)

 

そして、パンデミックがなぜ市場にプラスに働いたのかについての著者の考えが非常に面白いです。

 

釣り人のAさん、散髪屋のBさんの話(P218)

あるところに釣り人Aさんと散髪屋のBさんがいます。AさんはBさんに魚を10万円で売ります。一方Bさんは10万円で散髪をしてあげます。

 

パンデミックになりBさんは散髪屋を閉めなければならなくなりました。そこで国がBさんに魚を買う10万円を補助してくました。これでBさんはAさんから魚を買うことができます。

 

そのまた次の月もBさんはお店を開けられないため国が10万円を補助してくれたので魚を買えました。これが続くとどうなるか。

 

一見するとBさんは働かずに補助金がもらえていいなと思いますよね。でも、Aさんを見見てみましょう。Aさんはパンデミックになっても魚が売れているので10万円はもらえています。さらに、パンデミック前まで使っていた散髪代を使えないので毎月10万円ずつ貯まっているのです。実は援助を受けていないAさんの方が手元資金は増えていたのです。そして余剰資金は投資に回ります。

 

なるほど。これがパンデミック後でも株価が高値更新している理由かもしれません。

 

つづく