アパート建築営業マンが不動産投資してみた

不動産王になる(はずの)ストーリー✨

✎投資に役立つ本を実際に読んでみよう⑩(87歳、現役トレーダーシゲルさんの教え2⃣)✎ 

今日は後輩が住宅ローン控除のために確定申告をするとのことで手伝いに行きました。

 

昨年マンションを売却して、戸建てに買い替えたようです。私はいまだに手書きで郵送していますが、E-taxの方が還付が早いそうですね。

 

国税庁マイナンバーカードとインボイスでどこまで正確に把握してるんでしょうね。将来1円単位でもズレがあったら修正を迫られることになるんだろうか。

 

ってか、そうなったらもう自己申告の必要がなくなるか。

 

 

シゲルさんはデイトレーダーですから話題は自然とデイトレードについてです。半分ぐらいがテクニカルな話題で、残りはシゲルさんのプロフィールや投資哲学で構成されています。

 

まずはシゲルさんのプロフィールを見てみましょう。

 

1936年(二・二六事件の起こった昭和11年)、農家の4人兄弟の末っ子として兵庫県で生まれます。高校卒業後に親類のつてでペットショップに就職。当時は戦争が終わって生活にも余裕がでてきてペットブームだったようです。

 

そこで知り合ったお客さんが証券会社の社員で19歳から投資を始めます。初めて購入した株は「早川電機(現シャープ)、日本石油(現ENEOS)、大隈鐵工所(現オークマ)」でした。当然ですが、当時はネットで購入なんてできませんから、まだデイトレードなんてなくてゆったりした投資環境だったのでしょう。

 

残念だったのは給料。当時周りが14,000円の月給だったところ、ペットショップの給料は5,000円でその上交通費1,500円が自腹。1年で見切りをつけて独立します。神戸駅前で8坪のお店を購入してペットショップを始めます。

 

独立して15年ほど経ってから国鉄(現JRのことね)に当時の評価額の3倍の値段で土地を売って今度は雀荘を始めます。雀荘経営もうまくいって最大3店舗を経営していたようです。

 

それまでも投資は続けていたそうですが、雀荘を経営しているときに「転換社債」の存在を知ったそうです。

 

転換社債というのは、「償還すれば社債であり、途中で転換すれば株式になる」というもの。株価が上昇すれば儲けものですし、下降したとしても額面どおりで償還されるので、リスクが低いのが特徴です。(P37)

 

転換社債は当時2,000銘柄くらいあったようです。この時シゲルさんが気づいたのが、

 

株というものは、元手の多寡がものをいいます。100万円を株に回し、10倍になったところで1,000万円にしかなりません。私が転換社債にかけると決めた、そんな小さな成果で満足する気はさらさらありませんでした。(P40)

 

そして、シゲルさんは雀荘3店舗を6,500万円であっさり売って、その資金で専業投資家になることを決意します。

 

つづく