こんにちは。本の虫🐞です。
今回ご紹介する本はこちら。「1億円の貯め方 貯金0円から億り人になった「超」節約生活」(絶対仕事辞めるマン著)です。
聞きおぼえない名前かもしれないですが、著者は昨年ツイッターで1億円貯めるために貧相な食事を投稿してバズッたあの人です。
さて、ご存じの方もいるでしょうが彼のプロフィールに触れておきましょう。
著者も以前に紹介したふゆこさんと同じように特別な経済的バックボーンを持たずに一から資産を築いた方です。
就職氷河期の2003年春に大学を卒業してある企業に就職します。(どこかで聞いたような)
当時はどんな会社でもとりあえず正社員で採用されるだけで御の字という時代。運よく正社員として職を得ましたが、著者もまた地雷を踏んだ一人だったようです。そしてそのことに4月1日に気づきます。
2003年4月1日夜。僕は死んだ
カイジの地下強制労働施設にそっくりじゃないか。私はなぜあの会社で、もしかしたら40年も働き続けなければならないのか?それは、絶対無理。多分途中で死んでしまうだろう。もう他には何もいらぬ。だから懲役40年だけは絶対に避けたい!
もし仮に給料を1か月まったく使わなかったら、どうなるのだろう。60歳定年が59歳11か月定年になっても問題なし。お金を貯め続ければ、その分懲役40年を未来側から減らすことができるのではないだろうか。
とにかく最速でお金を貯めてアーリーリタイアってやつだな。無理は承知、無茶は承知、無謀も承知。金を貯めて絶対に仕事を辞めてやる!
入社初日、入社後わずか14時間。寒さの残る夜空のしたでした。
絶対仕事辞めるマンの誕生です。
(P104)
やはり、ブラック企業こそがFIREの最高のモチベーションですね。節約メインで1億円貯めるのは簡単なようで、ある意味投資よりも難しいかもしれません。決意から21年の苦行の始まりです。
つづく