こんにちは。本の虫🐞です。
今回紹介したい本は三戸政和著「営業はいらいない」です。これメチャクチャ面白いです。
内容はタイトル通りで、テクノロジーが発展した社会ではいかに営業マンが必要ないかが語られています。日本の全営業マン、全サラリーマンに読んでもらいたい。
いやいや、いくらテクノロジーが発展しても人と人の繋がりは無くならないし、知識と経験を兼ね備えた営業マンの存在はなくならないでしょって考えをことごとく潰してきますw
2020年に出版された本です。自分の業界自体の存続にモヤモヤした疑問を感じていたころだったのでまさに目からウロコ。以前にも触れたように、こりゃ先は無いなと確信したのです。
総務省の統計を見ると実際に、いわゆる営業職(販売従事者)は2000年初頭の968万人から826万人(昨年)まで100万人以上減っているのです。
①ほとんどの営業が高度経済成長期から成長してない。
「いまだに多くの企業が、新規顧客獲得のファーストコンタクトを「飛込み営業」と「テレアポ」に頼っている。しかし、そのテレアポの成功率は1%以下だ。」
「飛込み営業やテレアポといった営業行為については、「される側の79%、する側の74%が『無駄がある』と感じている」(P47)
この数字が示している通りで数撃ちゃ当たるようなダイレクトセールスは無駄である。このような営業マンの額に汗した努力は、現在ではセールステックによって省くことが可能なのだ。
実際に私が新人の頃(20年以上前)は、1日に何百件と電話や飛込みをした中から1件の見込み客を抽出し、それを増やしていき繰り返し回るという作業をしていました。しかし、今はネットで見込み客も簡単に洗い出せます。
例えば、昔は飛込みで回って白い提灯が掛かっていれば初盆だ。相続が発生しているかもしれない。チェック。なんて(不審者のような)ことをやっていたのですw
それが今では、相続が最近完了した土地なんて事務所から出ることなく簡単に抽出できます。
こうしてセールステックによって多くの営業を抱える人海戦術は必要なくなっていくのです。
つづく