こんにちは。本の虫🐞です。
今日は投資とは全く関係のない話です。先日クリスマスプレゼントに妻から本を買ってもらいました。いつものようにブックオフと紀伊国屋をハシゴして色んなジャンルを30冊くらい買ってもらいました。その数倍のプレゼントをお返しすることになるんですがw
皆さん藤子不二雄は好きですか。まあ、嫌いな人はあんまりいないですね。
A(サングラス)の方は「笑うセールスマン」や「まんが道」なんかで大人向けの作品があることは結構知られていますが、F(ベレー帽)の方は「ドラえもん」や「キテレツ大百科」なんかの子供向けの印象が強いですよね。
あまり知られていないのですが、藤子・F・不二雄のSF短編は大人でも十分楽しめる作品が実は沢山あるんですよ。で、最近その短編の全集がでたので先日全巻(11冊)買ってしまいました。
全部で100話ぐらいあって、みんな秀逸なんですが、私の好きなのは「劇画・オバQ」です。
「オバケのQ太郎」の後日談で、小学生だったみんなが大人になってQ太郎もいなくなった世界の話です。
正ちゃん(のび太的キャラ)も結婚してサラリーマンになっており今の仕事に葛藤を抱えています。ハカセ(出木杉的)はいろんなアイデアをもっていてベンチャーの立ち上げに正ちゃんを誘っていますが、正ちゃんは家族の事を考えるとサラリーマンを辞めてベンチャーに飛び込む踏ん切りがつきません。
そんな時、突然Q太郎が帰ってきます。なつかしさも手伝って正ちゃんはQ太郎を連れて帰ります。Q太郎は昔のままで遠慮もなく過ごすので正ちゃんの奥さんから疎まれます。なんとなく昔との違いを察するQ太郎。
昔と比べて街並みもすっかり変わっていることに戸惑います。道でゴジラ(ジャイアン的)とばったり会い、みんなでQ太郎の歓迎会をやることになります。そこには大人になったよっちゃん(しずかちゃん的)やキザ夫(スネ夫的)も登場。みんな酔っぱらった勢いでハカセのベンチャーに参画することに。正ちゃんも酔った勢いで腹をくくり、奥さんに会社を辞める決心を伝える腹積もりで帰宅します。
翌日、正ちゃんは勢い込んで奥さんに会社を辞めることを伝えようとします。ところが、奥さんからも話があると先手を打たれます。子供ができたと。
正ちゃんは会社を辞めることなんて忘れて大喜び。それを見たQ太郎は「正ちゃんにも子供がね・・・ということは、正ちゃんはもう子供じゃないってことか・・」とつぶやいて自分の世界に帰って行く。
ドラえもんやオバケのQ太郎を観ていた子供のころの気持ちを忘れないでねってメッセージかもしれないですね。