アパート建築営業マンが不動産投資してみた

不動産王になる(はずの)ストーリー✨

✎あなたの知らない世界⑧✎

さて、ありがたいご本尊?にお祈りしたあと、仕方なく勧誘のお話(本題)を聞きに別棟に行くことになります。

 

本堂の隣に別棟の2階建てのプレハブがあり、そこでクロージングを掛けられるらしい。部屋に入ると我々をおいて婆さんは誰かを呼びに行ってしまった。

 

プレハブとは言っても結構広くて、低い折り畳みの机が沢山ならんでいる町内会の会館みたいな感じになっている。壁には本棚がありそれらしき本がならんでいる。子供向けの絵本もある。

 

しばらくすると婆さんがおばさんを連れてきた。このおばさんがクロージング係か。そのおばさん開口一番、「あなたたち本当にラッキーね。ここは誰かの紹介がないと入信できないの。○○さん(入居者)に感謝しないとね。」もうのっけからフルスロットル。

 

おばさんの話はこの教団の歴史から始まる。なぜか絵本を使って説明。いい年したおっさんに絵本で。(まあ、私の頭の中は中学生並みだからな。部下は小学生並み)

 

教祖が開眼したシーンが実に印象的。普通の開祖って修行中に悟りを開くもんだと思うんだが、ここのはなぜかタクシーの中で突然光が降ってくるの。どっかの帰りにタクシーに乗ってたら突然開眼。で、なぜかタクシーの運転手が犬。教祖の両隣にも擬人化した動物が乗ってる。それを大真面目に説明してくるからこっちは笑いをこらえるのに必死。

 

教団の説明が終わったら、聞き取り。今悩みはないですかと。(マルチはここで夢を聞いてくる)

 

一番の悩みは、婆さんが退去してくれないことなのだが、ここでは控え目に特にありませんと回答。すると、悩みを持つ暇がないくらいお仕事が忙しいんじゃないかしら?お仕事に熱中しすぎて他の事(健康とか?)をないがしろにしてることに気づいてないのね。だって。大きなお世話である。

 

2時間近く話した時点で今日のクロージング(入信)は無理だと踏んだらしく、来週また来てほしいと言い出した。婆さんの手前、力強く断るわけにも行かないから来週は旅行にいくから無理だと回答したら、このおばさん本性を現しだす。

 

来週の旅行は延期してください。その旅行で事故に遭いますだって(もうマジでカルト)。今日ここに来ているのもその事故を回避するために導かれているらしい。

 

電車が事故に遭うかもしれないって。じゃあ、予定してる電車の次のに乗るんで大丈夫ですって言ったら、その次の電車が危ないかもって。それならさらにその次のに乗りますっていったら、それも危ないって。私は呪われてるのかw?

 

最終的に用事があるから今日は帰りますって強引に切り上げて帰った。来週絶対に内見連れてくからね♡って婆さんに念押しして。

 

つづく