アパート建築営業マンが不動産投資してみた

不動産王になる(はずの)ストーリー✨

✎日経平均最高値 株高の先に✎

 

こんにちは。本の虫🐞です。

 

日経平均が最高値を更新してから、日経で「 日経平均最高値 株高の先に」ってコーナーが組まれています。毎回ゲストが今後の日本経済の将来予想を語るコーナーです。

 

当然ゲストによって見方は変わるわけですが、色んな意見があって面白い。証券会社や投資銀行のマネージャーは大抵楽観的です。今までの評価が低すぎた。これからまだまだ上がるぞって具合。

 

そんな中、作家の真山仁がゲストの回がありました。真山仁ってご存じですか。「ハゲタカ」を読んだ人は結構いるかも。日本人の伝説的ファンドマネージャー外資として乗り込んできてバブル後の日本企業をバイアウトしていく話だ。ファンドマネージャーが大きいお金を動かして企業買収していくくだりはなかなか面白い。

 

 

話を戻そう。この真山仁がゲストの回が面白かったのだ。投資銀行のマネージャークラスが楽観的な展望を述べてるのが多い中、真山仁の回はめっちゃ懐疑的w

 

Q:日経平均の最高値更新をどう感じますか。

「今の株高は私には不可解としか思えない。」

 

冒頭からこれw

 

氏の考えでは、「社会の血液であるお金がきちんと流れるべきところに流れているか。式の出してがリスクをとって投資をしているか、企業が利益を上げたらそれを社員に還元しているかどうかだ。この2つがきちんと回るような健全な経済になっていないのに、株価だけが上がるのは普通ではないと思う。」

 

「バブルがはじけた後の失われた30年間に、日本は経済や産業の根幹を見つめ直し、ダメなものは改善して、良いところは復活させるというスクラップ・アンド・ビルドをきっちりしなければいけなかったと思う。」

 

ここはおもしろいですよね。この30年で日本企業はガバナンスを強化してROEを着実に上げて株主還元も充実させるのに成功したから、やっと株価がついてきた意見が大半なのに。いったいどっちが本当なんだ?

 

どっちが正しいかは緩和が終了したときわかりますね。金利が上がって日銀がETFを放出するとき。果たしてソフトランディングできるでしょうか。