アパート建築営業マンが不動産投資してみた

不動産王になる(はずの)ストーリー✨

✎私が不動産投資を志したきっかけ⑨(投信分配金の罠)✎

前回は貯金の話をしました。話を戻しましょう。

 

先生となるお客さんと出会った私。仕事の用もないのにちょくちょく行っては色々と教えてもらいました。

 

当時はネット証券がまだメジャーではない時代。証券会社で個別株を始めるのはハードルが高く感じました。そこでお客さんが勧めてくれたのが投資信託でした。投資信託なら始めやすいだろうと。

 

個別株と投資信託の違いもよくわからないクルミ並みの脳みその私に卵とかごの話で分かりやすく説明してくれました。

 

 

(みなさんご存じでしょうが)

卵とかごの話とは・・・卵を1つのかごに入れて落としてしまうと全部割れてしまうが、かごを分けておけば一つのかごを落としても他の卵は被害を避けられる。つまり個別株ではなく、幅広いファンドを買えばリスクが分散できると。

(かごを分けたところでテーブルごとひっくり返したら全滅じゃねーか、なんてことは言ってはいけない

 

 

で、お客さんからお勧めされたのがREIT。当時はREITグローバルソブリンなんかの毎月分配金がもらえる投信が大流行りでした。

 

この分配金の利回りが20%とか30%だったのです。(まあ、この分配金がくせ者なんですが)

 

「DIAMのワールドリートインカム(愛称:世界家主倶楽部)」は基準価格10,000円くらいで年間2,500円くらいの分配金がもらえたんです。これ買い続けたら分配金だけで生活できるようになるんじゃね?なんて甘い考えでREITとグロソブを買い始めます。

 

しかし、投信についてるあの変な「愛称」って何?当時からセンスねーなと思ってました。よくわかんない名前を付けて購入者を煙に巻いて買わせようって魂胆が透けて見えます。

 

その後、どうなったか?みなさんご存じですよね。グロソブを筆頭に毎月分配金という名のポンジスキームに乗っかった高齢者が悲惨な目に会うことになります。本来の投信の基準価格を削って分配金を支払い続けたために基準価格が激下がりしたのです。

 

幸い私はそうなる前に個別株の面白さに目覚めて投信から株に移っていました。

 

つづく