たまにはFPらしい事も書いてみたいと思います。
皆さん保険ってどうしてますか。
自分が入っている保険についてよくわからないなんて人も結構いるでしょうね。
①生命保険
よく生命保険って毎月いくら積み立てればいいですか?と後輩から聞かれます。
積み立て??まず生命保険と年金がごっちゃになっている人がたくさんいます。
無理もないです。保険屋さんが生命保険と年金を混ぜた訳の分からない商品をいっぱい作っているからです。
まず、生命保険と年金は切り離して考えましょう。
生命保険はあなたに何かあったときに残された家族を助けるためのものです。
年金は将来あなた自身を助けるためのものです。
あなたが今亡くなったら家族はいくら必要ですか。
例えば今あなたが独身で身寄りは親しかいないとしたら、あなたが亡くなっても親が金銭的に困らない状態ならば生命保険は必要ありません。つまりあなたが亡くなって経済的に困る人がいなければ生命保険は必要ありません。そのお金を自分の年金のための積立にまわしましょう。
気を付ける点は、あなたが稼ぎ頭で配偶者と子供がいるとします。配偶者に収入がなくても生命保険には加入させましょう。なぜなら稼いでいるのはあなたであっても配偶者がいなくなればあなたが子供の面倒をみなければなりませんから収入が減る可能性が高いからです。
そして、先ほど述べた生命保険と年金は切り離して考えるとはつまり、生命保険は掛け捨てにしようということです。
はっきり言えば、生命保険は夫婦で県民共済に入っておけば大丈夫です。
県民共済には「割戻金」というものがあります。年間で余った分を加入者に還してくれます。県によっては多い時で支払った額の30%~40%戻ってきます。(ここ2年くらいはコロナで支払いが多かったためか20%くらいの割戻でしたが)
県にもよりますが、例えば埼玉県民共済だと掛金が2,500円と5,000円のコースがあり、入院や手術もカバーています。仮に5,000円のコースで50歳までに亡くなると3,000万円が支払われます。子供が5人いるとか特殊な家庭でなければこれだけで十分です。
逆に全ての保険に入るなとは言いません。よく保険に入る余裕がないから入らないと言う人がいます。でもよく考えてください。生命保険はお金がない人のための助け合い制度です。お金があれば生命保険は必要ないのです。お金がない人こそ県民共済くらいは入っておきましょう。
民間の医療保険も必要ありません。県民共済なら入院費(30,000/日)や手術代(150,000円)もカバーされます。国の高額療養費制度(一定額以上は支払わなくてよい)もあります。そもそも皆さん毎月給料からたっぷりと健康保険料払ってるじゃないですかw
次回は年金について書きます。