「金持ち父さん貧乏父さん」に従わずに先に自宅を購入しましたが、運よく購入時よりも高く売却することができました。
もし20代のころに潤沢な資金があれば投資から始めたでしょうが、当時そんな資金はありませんでした。
そして、いくら投資が優先と言っても自宅の購入が40代になると定年後もローンが残ることになります。
住宅ローンを定年(65歳想定)までに終わらせるというのも私の目標の一つだったこともあり、その時購入すれば、65歳完済でローンを組んでも月返済額が10万円以下に抑えられるということも決め手になりました。
もちろん当時から不動産投資はしたかったのですが、上記の要因で自宅を優先することになります。
後日談ですが、アパート購入時に信金の担当に住宅ローンがあるとアパートローンの審査に影響しないですかと尋ねたことがあります。その際言われたのが、年齢的に住宅ローンはあって当たり前だと。逆に30代後半ぐらいで借家住まいでアパート購入を相談されても、なんで自宅を先に買わないの?と思われるそうです。
それを聞いて当時アパートよりも自宅を優先して正解だったなと安堵しました。
ロバートキヨサキの言うように収益物件から先に買えれば理想ですが、自己資金を貯めている間に30代になってしまい、自宅が先になってしまうのは仕方がないかと思います。
不動産投資を目指すなら自宅購入にはなるべく自己資金は投入せず温存しておき、定年より30年以上前に購入して月返済額を10万円以下にするのが理想です。そうすればアパート購入時期が遅れることもないです。
理想的な住宅ローンのシミュレーションはこんな感じです。
購入年齢:30代前半
借入額:3,500万円
返済年数:35年
金利:1%
月返済額:99,000円(マンションなら管修+2~3万)
本当はこれくらいの物件が買えるくらい市場が落ち着くのを待つべきですが、どうしても今買いたい人は中古を狙いましょう。リーマンショック時に販売された物件を狙ってください。当時購入した方はかなり安く購入していますから、仮に残債があっても半分くらいは既に返しています。そのため売り急いでいる人には指値が通ります。