前回のブラックなエピソードはもっと過激なのを期待してましたか?
実は30%くらいに抑えて書いています。まだまだ時効というには早すぎて書けないことだらけなんですw
さて、今回がタイトルの最終回です。
スルガショック以降のアパート業界は一気に厳しくなりました。
融資がなかなか付かないのと建築費の高騰により商品が売れなくなったのです。特に土地付の新築アパートを販売していた業者は優良企業ですら苦境に立たされました。
シノケンって会社ご存知でしょうか。今もアパートの販売続けてますよね。でも、公開していた株式引っ込めましたよね。
その時の会社からのアナウンスが非常に印象的でした。要約すると、土地や建築費の高騰によって投資家が期待する利回りを提供できなくなったためアパート販売事業を縮小します。このまま厳しい環境で営業活動を続けると売上達成のために良からぬ事をする(要するに客を騙す)社員が出てくる。そうなる前に手を引きますと。
賢明な判断ですよね。
そんな厳しい状況の中で私はというと、FIREか独立を志して会社を移ってから歩合とボーナスは一切手を付けずに全て株に投入していました。
2018年に株を全て売却するころには約4,000万円くらいの評価になっていたと思います。
ブログを読んでもらった方はご存じでしょうが、そこから投資用物件を購入していくことになるわけです。
お陰様で現状は不動産投資もうまくいっていますし、そこから毎月約40万円くらいの手取りが入ってきます。(ほぼ使っていませんが)
では、この収入があることで何が変わったか。
まず、会社はまだ辞めていません。同じ会社にいます。しかし、営業を降りてノルマのない部署に異動したので仕事に対するプレッシャーをあまり感じなくなりました。仕事なのでストレスが全くないわけではありませんが、今の部署なら定年まで勤めることもできるかなと思えるほどです。
FIREではないですが、以前の苛烈な環境に比べるとセミリタイアしているようなものです。仕事よりも精神的安定を優先できるようになりました。つまり、呑気に仕事ができるようになりました。
そんな今だからこそ、こうして投資家と営業の中立的な立場でブログを書くことができるのです。
ここまで来るのに社会人になってから22年かかりました。
将来的には独立した不動産コンサルになりたいと考えています。投資家が購入を予定している物件の判断や、所有している物件に関するセカンドオピニオン等を投資家の利益を最優先にして行いたいです。
そのためには、不動産屋からの紹介料に惑わされないように本業(賃貸業)の収入がしっかりしていないといけません。
だから、サラリーマンの間にもっと物件を増やしておきたいです。想定外のトラブルが起きても給与がある方がリカバーできるし、なによりサラリーマンでいるほうが融資を受けやすいからです。
一気に投資家一本にはなれませんが、これから時間をかけて投資家、ビジネスオーナーへとシフトしていきたいと考えています。
終わり