なにごとも産みの苦しみというものはあります。1号物件を買うまでにお金を貯めるのは誰でも苦労します。
しかし、1号物件を現金で買った後は加速度が上がっていきます。
①1号物件の収入
仮に7万で貸せる物件を購入したら諸経費を引いた実際の手取りは年間60万くらいになります。使ってはいけません。毎月通帳を眺めて楽しみましょう。これを次の不動産購入に投資して複利効果を高めます。
②給料からの貯金
規模拡大を目指す人はここで油断してはいけません。500万円貯められた人はすでに貯金マニアになって、貯金が苦ではなくなっているはず。給料からの貯金はそのまま続けましょう。
③担保
2号物件で1棟アパートを購入するとなると借入が必要です。その際、現金で購入した1号物件が役に立ちます。この物件は2号物件を買う際の共同担保として提供できます。
この3つの理由で2棟目を買うスパンは短くなります。
ここからは、全力で返済して2号物件の借入を完済してから3号物件を買ってもいいし、規模拡大を加速したいなら返済比率を40%くらいに抑えつつ借入をして物件をどんどん増やしてもいいと思います。
上手くいけば10年程度で達成できます。22歳で社会人としてスタートして30代前半で経済的なプレッシャーから解放(FIREという意味ではない)されます。
3号物件を持つ頃には収入にも心にも余裕が生まれています。不動産投資に対する自信も出てきて、会社に依存しなくても生きていけるようになります。
ここまで来てしまえば、あとは生活レベルを急に上げるようなことはせず、気楽にサラリーマンを続けていけばどんどん資産は膨らんできます。
どうですか?難しそうですか。やはり難しいのは最初の自己資金を貯めるところですね。これは最初の洗礼です。これをクリアできずにいきなり全額融資で始めてしまうと時期が悪ければ借金背負って退場することになります。
この先いくつかのステージがあります。私はいま第1ステージのゴールまで来たのでここからは第2ステージにすすむ準備をしているところです。
その話はまた改めて。
おわり