突然ですが、Netflixでサザンの茅ヶ崎ライブが今日から解禁されました。早速0時からから視聴しております。明日仕事だけど観る。自分が映ってないか探します。
さて、立退きの話の続き。
入居者を退かすには一連の流れがあります。
①大家さんと一緒に挨拶に行きます(本来はここで弁護士も同行)。老朽化が進んで危険なので解体することになった。今まで住んでくれてありがとう。つきましては物件の紹介はこの業者さんが手伝ってくれます。ってことで紹介してもらい、在宅時間と連絡先を確認します。
ここではまだ条件面には一切触れません。大家さんの前で揉めてるところを見せると大家さんの建替えの意思が萎えてしまうから。詳しいことはまた連絡しますね。で初訪は終わります。
②電話で訪問する日を決めてアパートに行きます。(この時点で電話を持ってない入居者もたまにいるので、その際はアポなしで訪問します)
③訪問して希望条件(場所、家賃、階数等)を確認します。その際、引っ越すお金がないとかいつまでに引っ越せばいいのかと聞かれます。お金については、引越し先の賃料が決まらないと金額も決められないので、まずは引越し先を決めましょうと答えます。時期については大抵3か月後と答えます。
例え賃貸借契約書に6か月前に通告してから解約と書いてあったとしてもあまり意味がありません。なぜなら、以前に書いたように入居者が退去を拒否したらいつ通告しようが退かすことができないからです。だから期限は3か月。物件が決まり次第引っ越してくださいと伝えます。
この時点で退く気がない。交渉の余地がない入居者は後回しにします。まずは動きそうな入居から話をまとめて外野を固めてから難易度の高い入居者と交渉します。
④希望に沿う物件を不動産屋から集めて内見させます。この際は駅前の賃貸業者に頼んで車で回ってもらいます。だいたい、入居者ごとに業者を付けます。101号室はエイブル。102号室はミニミニ。103号室はアパマン・・・みたいに。
⑤部屋が決まったら金額交渉です。通常は新しい物件の初期費用と引越し代はこちら(大家さん)で負担します。その他の費用はケースバイケース。都市ガスからプロパンに代わってコンロが使えないなら新しいのを買ってあげたり・・・
ここで条件がまとまったら退去の合意書にサインをもらってお金を支払います。
まあ、この途中や、引越し当日まで色んなトラブルが発生するわけですが。
さて、前回のつづき。
とある新興宗教にハマっている女性入居者を退かすお話です。立退きの話をしていてもいつの間にか宗教の勧誘に持っていかれる強者です。
もう、こうなったら相手の要求も呑んでやるしかないだろうということになり、熱心な勧誘に乗ってやることにしました。
なんでここで立退きの流れを説明したかというと、上記の節目節目でこのばあちゃんの勧誘に乗って何度も教団施設に行くことになるからですw
つづく