アパート建築営業マンが不動産投資してみた

不動産王になる(はずの)ストーリー✨

✎投資に役立つ本を実際に読んでみよう⑩(87歳、現役トレーダーシゲルさんの教え3⃣)✎ 

先日、前の勤め先の人たち10人くらいで集まって飲み会がありました。

 

前の会社を退職して10年になるのです。2人だけがまだ同じ会社に残っていて他は転職していましたが、転職組も全員不動産関係の仕事を続けていましたね。

 

年始に地震があったこともあり、話題は東日本大震災に。私は当時新宿の本社に在籍しており、地震の時も事務所にいました。高層ビルなので揺れる揺れる。その日は結局会社に泊まることになったのですが、一晩中ビルが揺れている感じがしました。

 

思えば、その日集まったメンバーはリーマンショック東日本大震災をともに乗り切った連中でした。

 

 

さて、専業投資家になるために雀荘を売却したシゲルさん。時を同じくして日本経済はバブルの頂点を目指して進んで行きシゲルさんの資産もどんどん膨らんでいきます。

 

そして1990年を迎えます。

 

相場が崩れる時は一瞬です。「あー」と思っている間に株価はどんどん下がります。バブル絶頂期に10億円ほどあった資産は、バブルの崩壊時には一気に2億円ほどまで減りました。(P42)

 

やはり、バブル崩壊を乗り越えた投資家の話は面白いですよね。桐谷の話も鬼気迫るものがありました。追証のために妹に資金を借りて乗り切ったってよく話してますよね。

 

シゲルさんの場合はまだ2億残ったのだから良い方ですよね。でも10億が2億になればショックは相当なものです。8億円溶けるなんて経験そうそうないですよね。しばらくは投資に身が入らず遊びまわっていたそうです。

 

そしてバブル崩壊の傷が癒えないまま、さらなるショックを受けたのが、阪神・淡路大震災です。1995年1月、神戸を最大震度7の激震が襲いました。

 

ドーンと寝床から突き上げられたと思ったら大きく揺れ、あれよあれよという間に玄関部分がつぶれてしまいました。

 

私はわずか5年ほどの間に、バブル崩壊阪神・淡路大震災という、人生でもそう味わうことがないような逆境を経験したわけです。(P44)

 

90年代は激動すぎて株熱が冷めていたシゲルさんですが、2000年になって運命的な出会いをします。

 

つづく