アパート建築営業マンが不動産投資してみた

不動産王になる(はずの)ストーリー✨

✎投資に役立つ本を実際に読んでみよう⑪「わが投資術 市場は誰に微笑む2⃣」✎  

また真冬のような寒さになりましたね。

 

皆さんフジテレビの「ノンフィクション」観てますか。信じられないような人間が登場しますが、その人間臭さが好きで私はよく観てます。先日、30歳男性会社員の婚活を取材した回があったのですが、めっちゃおもろかった。

 

あるお見合いで相手の女性と喧嘩になってしまうのですが(男性は必死に取りなそうとはしていた)、その相手の女性がスゴイ。男性の発言の揚げ足をとってもうお見合いじゃなくてディベートに臨んでる感じ。その女性は怒って途中で帰ってしまうのだ。そりゃ結婚できんわ。(あのシーンこそヤラセかもしれんが)

 

ちなみに男性はいたって誠実そう。あれこそ世の女性が求める「普通の人」であろう。

 

 

さて、前回著者のプロフィールを紹介しました。新卒で野村証券に入社します。当時の野村証券はひどかったようです。客なんて騙してなんぼ。とにかくどんどん回転させて手数料をせしめる。入社早々そこに違和感を感じてすぐに転職を意識したようです。

 

このくだりで、負ける投資家の特徴が描かれています。ピーク近くで売買を繰り返す人は最終的に大負けすると。

 

相場が高騰し、ちょっと儲かって売って、その後また買ってまたちょっと儲かって売って、という「成功体験」を連続して経験すると、嬉しくて脳がマヒ状態になって抜けられず「依存症」状態になるのかもしれません。

 

おそらく、この人たちは株価が上がってくるといても立ってもいられなくなるのでしょう。でも、いったん買ってしまうと今度は怖くなってちょっとした儲けですつに売るのです。そして、その後株価が上がってくるとまたそわそわして買いたくなります。そういう人たちなのです、損をする人というのは。(P60)

 

これは私もデイトレードをやっていた時に経験ありますね。結局どこかでドンと落ちて大きく損失を出してしまう。確かに小さい勝ちを沢山積んで大きく負けるよりも、小さい負けを積んで勝つときに大きく勝つ億トレーダーの方が多い気がします。

 

 

 

後々、著者はヘッジファンドを立ち上げてファンドマネージャーとして驚異的にパフォーマンスを上げていたわけですが、ところで「ヘッジファンド」ってご存じでしょうか。

 

 

 

「そもそもヘッジファンドって何なの?」という当然の疑問に答えておきましょう。これは私の定義です。(P85)

 

ヘッジファンドって何?

 

 
2.成功報酬が大きい。典型的には1・20ストラクチャー(ワン・トウェンティーストラクチャー)と呼ばれ、運用フィーが運用資産(AUM)の1%、成功報酬が儲かった分の20%。本書の冒頭で説明した通り、普通はハードルレートとハイウォーターマークがある。
 
3.運用責任者(CIO)の金融資産の相当部分がファンドにつぎ込まれている。
(P85)
 

映画マネーショートをご覧になった方ならわかるでしょう。彼らはリーマンショックの下がり相場で莫大な利益を上げましたね。よく目にするアクティブファンドは基本的には株価が上がらないと儲けがでません。それと違ってヘッジファンド空売りもするので株価が上がっても下がっても儲けがでます。(もちろん外れたら儲けはない)

 

ちなみに、3について著者は自己資金を5,000万円を投入してファンドを始めました。このあたりも一般のアクティブファンドとは違いますよね。ファンドマネージャーが自己資金を投入するなんて考えられないですよね。
 
そして、このヘッジファンドが驚異のパフォーマンスをあげることになるのです。

 

つづく