アパート建築営業マンが不動産投資してみた

不動産王になる(はずの)ストーリー✨

✎投資に役立つ本を実際に読んでみよう⑪「わが投資術 市場は誰に微笑む3⃣」✎  

 

三菱UFJ信託銀行の行員と不動産コンサルタントが組んで横浜銀行から不正にアパートローンを引っ張ったニュースが話題ですね。

 

私は、初め勘違いをしていて三菱UFJ信託の行員が売主か仲介で買主と組んで横浜銀行を騙したのかと思ってましたが、どうやら三菱UFJ信託の行員は買主だったようです。個人的にアパート買うためにコンサルの手引きを受けて融資を引っ張った。

 

横浜銀行以外も騙されたようなので、かなり精度の高いエビデンスを偽造していたのでしょう。実際に3.8億借りたのが2022年の春。気になるのはどうやってバレたのかだ。横浜銀行から警視庁に相談して事件となったようなので、税務署ではない。発見したのは横浜銀行だ。

 

融資実行はしているのだからその時点では気づいていなかった。少しでも疑いがあれば審査は通らなかったはずだ。だから、その時点では全く疑っていなかったはず。どこでバレたのか気になるところだ。

 

まあ、いずれにしても今時これやる業者がいるのに驚いた。昔はたしかに多少強引なことやってましたよ。でも、スルガ問題以降はさすがにどんなにイケイケの業者でもやりませんよ。

 

 

さて、著者のヘッジファンドの方針ですが、基本的に商いするのは割安の小型株です。莫大な資金を動かすので大型株かと思いましたがそうではありません。なぜか。

 

みなさん「効率的市場仮説」は聞いたことがあると思います。市場は全ての情報を織り込んでいて正しい。だから投資家は市場では勝てない。という仮説ですね。たとえば、私だけが知っている情報を前提に投資をしたところで、私が知っている程度の情報は既にみんな知っていて株価には織り込まれている。つまり自分だけが先駆けて勝つなんてことはできないと。もしこの仮説が本当なら億トレーダーなんて存在しないですよね。

 

私の結論を簡単に言えば、「投資家はマクロで勝つのは非常に困難だが、ミクロでは勝てるチャンスが多いということです。(P41)

 

この仮説が本当ならみんあインデックスしか買わなくなります。逆に言うとインデックスファンドを短期売買して大勝ちするのは困難ということになります。

 

通常、市場は合理的です。市場が織り込んでいる情報はどの投資家が持っている情報より幅広く深いのでしょう。だから、大型株で投資家が儲けるためには「市場が見せる一瞬の隙」を逃さないことです。まあ割安小型株の場合には驚くほど隙だらけなのですがね。(P44)

 

大型株で儲けることも可能だけど、チャンスは非常に少ない。それこそ、不祥事で暴落するのを待つしかない。それに比べて割安の小型株にはチャンスがゴロゴロころがっているようです。

 

つづく