アパート建築営業マンが不動産投資してみた

不動産王になる(はずの)ストーリー✨

✎投資に役立つ本を実際に読んでみよう⑪「わが投資術 市場は誰に微笑む5⃣」✎  

度々節約の話をしているので私の事を節約家だと思われているかもしれませんが、食べ物については結構散財します。例えば、飲食店に行って注文する際は値段より食べたいものを優先します。ラーメンとチャーハンが食べたいときは両方注文します。(貧乏くさ)

 

それともう一つ。クルーズ船には乗ってみたいと思ってます(もちろんまだ一度も乗った事はない)。豪華客船を紹介するYoutubeは結構あって、よく観ています。世界最大級のクルーズ船「アイコン・オブ・ザシーズ」になるとショッピングモールとホテルとテーマパークが海に浮かんでる感じ。しかし、時間とお金が有り余ってないと無理だよなぁ。

 

 

さて、前回は低PER、高ネットキャッシュの小型株がいいという話を書きました。では、どんな会社がそれにあたるのかというと「不動産株」です。不動産屋というのは上場して立派なオフィスを構えていても、モラルのかけらもないような経営者が結構います。特に一代で成り上がったオーナー経営者やそのバカ息子に多いです。

 

著者はこう述べています。

 

経営者リスクのほかにも、中小の不動産会社は株式市場が悪化すると、場合によっては倒産しますし(リーマンショック時は数多くの上場不動産会社が倒産しました)、1980年代のバブル時にヤクザが絡んだ「地上げ」のイメージもあるのかもしれません。

 

そんなこんなで中小の不動産会社は株式市場での評価がとても低いのです。

(中略)

だから、数少ない「まともで自己資本比率が高い」中小型不動産株はお買い得です。

(中略)

ほかにもイメージの悪い業界はあり、往々にしてそこに面白い投資機会が隠れています。

(P127)

 

たしかに、業界にいると分かりますが新興の不動産業者は公開してからペースダウンするまではとてつもないスピードで成長します。売上も利益も前年比30%とか50%、時には100%なんてペースで伸びます。で、どこかで失速します。その失速の原因が不祥事に起因することが多いのですが。

 

代表が覚せい剤で捕まったり、立退きを暴力団に依頼したり、違法建築や資金の使い込みなんて日常茶飯事。上場企業の代表がですよ。結局オーナー社長は上場していてもまだ個人商店感覚で経営しています。雇われ社長と違ってここぞという所での選択と集中、意思決定は超速です。ただ、止められる人周りにいないので暴走します。スーパー経営者でも人間ですからどこかで判断ミスをします。それが致命傷になることも多々あるのです。

 

大型株に比べると、中小型株は社長の個性や良し悪しによる業績への影響が圧倒的に大きいのです。大企業のようにたくさん経営資源があるわけではないですから。これがメガバンクなどであれば、誰が社長になっても業績はあまり変わらないと思います。

(P132)

 

ある程度膨らんだところで手放すタイミングも重要ですね。