前回は見栄を張った浪費を止めて貯金体質になろうってお話でした。
今回はこれ。
(貯金のための)「最良の手段は、日常的なストレスを、できる限りなくすことです。」(P40)
ストレスをなくすことが貯金へとつながる。なぜ?
お金を使えば気分は晴れるし、物を得る事で欲も満たされます。でも、その気持ちよさは長続きしないですよね。例えば新しいスマホに買い替えたところで、新鮮なのはせいぜい1週間。それを過ぎればあるのが当たり前になります。
本当に必要なものにお金を使わなければ、それは一時的なストレスや不安の解消にしかならないのです。
自分の感情を制する者は支出も制する。
自分の感情をコントロールするのは難しいことです。私もブラックな環境でノルマに追われていた頃は、すぐにイライラしたりカッとしたりしていました。ちょっと立ち止まって考えなおすことができなかったのです。今思うと、たしかにその頃は欲しいものがあれば全く躊躇することなく買っていました。
ほとんどのイライラはちょっと立ち止まって考えなおすと治まることに気づいてからは、イライラも減り衝動買いも無くなりました。イライラとお金にどんな関係があるのかって?
私がイライラする原因はほとんどが人間関係です。自分が軽んじられた、(あってないような)プライドが傷つけらたと感じたときに発生します。そんな時私は「私にはお金がある。金持ち喧嘩せず。お前なんかにイライラするのは馬鹿らしいわ。」と考えてイライラを解消していました。(←性格悪すぎ)
そう。「お金がある」という心の余裕を持つことで他人に干渉されても自分の存在意義、プライドを保つことができるようになりました。
そして、衝動買いしそうになったときは、「これ買うとお金減るぞ。口座のお金が減るのに耐えられるくらい欲しいものか?」って立ち止まって考えられるようになりました。
貯金が増えれば増えるほど寛容さが身に付いたと思います。
以前にお話した寄付をした後なんて寛容度MAXです。例えば、バス亭で並んでいて横入りされたらかなりムカつきますよね。そんな時はこう思うようにしている。「俺は寄付のできるくらい金があって寛容な人間だ。横入りするような奴にストレスを感じるような暇な人間ではないのだ。」(←超イヤな奴)
つまり、貯金が増えればストレスがなくなり、ストレスがなくなれば貯金が増える。加速度的に貯金体質へと成長していくのです。