さて、外国人受け入れと不動産投資の関係です。
今後の賃貸住宅市場の明暗も外国人人口にかかっています。ご存じの通り日本人の人口は減っていきます。労働力についてはテクノロジーで効率化できますが、このまま人口が減れば賃貸住宅市場は確実に衰退します。外国人を受け入れることによって内需を拡大させる必要があるのです。
私が最近特に感じることは、外国人は観光では日本に来たがりますが、日本に住みたがっている人は減っている点です。特に就労先としては人気がどんどん衰退しています。
例えばフィリピン人。以前日本は絶大な人気がありました。今でも日本に住みたいと言ってくれる人は多いです。しかし実際には日本とカナダを比べてカナダに行くことを望む人が増えているのです。
まず、日本に来るには日本語を学ぶ必要があります。そして苦労して日本語を習得したところで稼げる金額は他の先進国より圧倒的に少ないからです。
その点、カナダならば英語圏ですから言語のハードルは無し。そしてフィリピンからでも割とビザが取りやすい。なにより稼げる。
多くの東南アジアの国に言えることですが、若い世代の比率が非常に高く、今後人口ボーナスの恩恵を受ける国が沢山出てきます。日本の高度成長期、インド、中国然り、人口は経済成長の要です。
この先、人口もGDPでも東南アジアに追いつかれる日も遠くありません(人口ではすでにインドネシアに抜かれてますが)。
それから慌てても遅いのです。そのころには東南アジアに出稼ぎに行く日本人がかなり出てくるでしょう。
んなわけないって思ってる人。30年前に中国にGDPで追い抜かれるなんて想像できましたか?
では、そんな日本に来てもらうにはどうするか。日本語習得のハードルを下げるのが近道でしょう。つまり、来日前の日本語習得は問わない。来日後ビザが切れるまでに習得するルールに今後変わっていくでしょう。
つまり日本語を話せない外国籍の住民が増えるということです。そこで外国人を孤立させないために私は英語を学んでいます。
そして、来日する外国人のための賃貸住宅を提供または借りるための手伝いをしたいと考えています。
つづく