「ハーバード式不動産投資術」の続きです。
私がいいなと思った所だけをピックアップしていきます。
②景気サイクルと出口戦略
この本の中では、途中でバリューアップした物件を売却して手元資金を作りより規模の大きい新たな物件に買い替えていく方法が描かれています。
もともとの私の戦略は、購入した物件は長期で入居需要が見込める物件なのでそのまま貸し続ける。もしくは建替えてまたアパートとして貸す。つまり区分所有以外は売らずに活用し続けたいと考えていました。
しかし、去年自宅マンションを売却した時に売却の威力を身をもって知りました。
2,770万円で購入して14年後に3,800万円で売れたのです。ただ、購入時には値上がりするなんて期待は全く持っていなかったですし、キャピタルゲイン狙いの不動産投資は私には合いません。
しかし、この経験から時機が合えば売却もいいのかなと思い始めました。
例えば第2号物件は4,200万円で購入しいます。そして、購入後に家賃を上げていますので利回り8%で売るとおそらく今なら5,800万円くらいで売れると思います。残債が2,800万円くらいなので手数料や税金を引いても2,500万円くらいは手元に残ります。
これから先この物件から2,500万円の利益を出すにはおそらく10年くらいはかかります。それなら売ってしまって、それを元手に別の物件を購入するのも良い選択しだと思います。ま、実際はまだ短期譲渡になるので再来年まで売却はできないけど。
私の最終目標は都内の山手線の主要駅徒歩圏に物件を持つことです。当然いきなりは無理なので少しずつ近づいていきたいなと考えています。そのためにはbuy&sellもしなければならないと考え始めています。
ただ、以前から述べているようにキャピタルゲインを狙って買うことは今後もあまりしません。あくまでインカムゲインをターゲットとして物件を増やしていきます。
多分、不動産投資になじみのない方にはあまりしっくりこない話でしたね。すでに不動産投資を始めており、何年か運営をしていてこれからどうやって規模を拡大していけばいいか考えている投資家にお勧めの本でした。
終わり